多才な中村獅童さんは、本業の歌舞伎役者としてだけでなく、映画やドラマにも多数出演されています。現在は2017年11月に誕生した息子・陽喜くんを溺愛する姿が、インスタグラムで話題を呼んでいますね。
そんな子煩悩な中村獅童さんには、前妻で女優の竹内結子さんとの間に誕生した長男がいます。そのお子さんは、跡継ぎにはならないのでしょうか?
ここでは、二代目中村獅童さんと、前妻・竹内結子さん、そのお子さんについて、少しだけ迫ってみたいと思います。
中村獅童と竹内結子の結婚
2004年に公開された映画「いま、会いにゆきます」で、中村獅童さんは竹内結子さんと夫婦役で共演します。翌2005年の5月には、オフィシャルサイトにて結婚を前提にした交際を発表し、6月にふたりは結婚しています。
さらにその後、すぐに竹内結子さんが妊娠中であると発表され、同年11月には長男が誕生しました。この頃、中村獅童さんは、6月に京都の南座で上演された『船弁慶』で、弁慶役に抜擢されます。
歌舞伎界では長い下積み時代を経て、この公演で初めて一人部屋の楽屋を使うことが許されたそうです。やっとこれから、本業である歌舞伎でも活躍が期待され始めた頃でした。
噂が飛び交った離婚
2006年7月、中村獅童さんは、酒気帯び運転と信号無視で警視庁に検挙されます。その事件の時、車に同乗していたのが中村獅童さんの元カノだったということで、獅童さんの浮気が噂されました。同じ年の10月には、竹内結子さん側から離婚届が提出されたといいます。
また、竹内結子さんが梨園の妻として、歌舞伎界の風習にどうしても馴染めなかったというのが、大きな原因だったと言われています。
女優として人気絶頂だった竹内結子さんは、結婚当初から仕事を辞めるつもりはなかったのでは?と言われています。そのため、梨園の妻としての教育をしたい獅童さんの母・小川陽子さんとは気が合わず、衝突を繰り返していたそうです。
義母である小川陽子さんは、中村獅童さんの長男である子どもに三代目を継がせたかったと言います。しかし、歌舞伎界のしきたりに馴染めない竹内結子さんは、子どもを歌舞伎俳優にする気持ちがなくなり、家を出て別居状態になってしまったそうです。
子どもの親権
2006年10月に、竹内結子さん側から提出された離婚届ですが、正式に離婚が成立したのは2008年3月だそうです。役1年半かかった離婚には、子どもの親権について対立があったからと言われています。
歌舞伎の家の長男として、跡を継がせたい中村獅童さんの母・小川陽子さんが、竹内結子さんに親権を渡すことを承諾しなかったそうです。
また、竹内結子さんが仕事に出ている間、ひとりになる子どものことを心配していたとも言われています。そのため話し合いが長引いていましたが、結局、親権は竹内結子さんが得ました。
長男は歌舞伎の道へは進まない?
中村獅童さんは、現在の奥様との間に誕生した息子・陽喜くんの写真を、日ごろからインスタグラムに多く投稿しています。それはまるで、将来歌舞伎役者にするべく行っている「宣言」のようだと言う人もいます。
中村獅童さんの奥様についてはこちらの記事でまとめています。合わせてご参照ください。
中村獅童さんのお嫁さんになった、足立沙織さんってどんな人?
中村獅童さんといえば、映画やテレビドラマにも多く出演し、声優としても活躍するマルチな才能の持ち主ですね。そして本業は、“萬屋”の屋号を持つ歌舞伎役者です。最近では、その妻・沙織さんもメディアでお見かけ ...
中村獅童さんは、現在も長男との交流を続けているそうですが、この件については、世間から「一緒に住んでいない長男に対する配慮が欠けている」、という意見があるようです。
当事者間にしかわからない「家族の絆」は、今後の人生にも大きく関わってくると思われます。三代目は、陽喜くんが跡を継ぐことが濃厚ですが、長男も将来、歌舞伎の道を選ばないとは限りません。
歌舞伎界では近年も、市川猿翁さんのもとへ、長く離れて暮らしていた息子・市川中車さんこと香川照之さんが40歳で歌舞伎界入りを果たしました。
さらに、市川中車さんの息子さんも、すでに歌舞伎の舞台を踏んでいます。歌舞伎界の世襲は、まさかと思うことが本当に起こり得るようです。