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歌舞伎を英語で説明してくれるイヤホンガイドについて解説します!

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日本に観光に来られる外国人の数は、年々増加しているといいます。その中には、昔の時代の日本について、興味を持つ人も多いようです。歌舞伎座には、そんな海外の方も時々観劇に来られます。

ここでは、海外の方にはありがたい、歌舞伎を英語で説明してくれる「ガイド」について、ご紹介したいと思います。

イヤホンガイドには、英語版がある?!

以前からですが、歌舞伎座には、海外からの観光客もよく立ち寄られています。幕見席でお見かけする機会も多いです。そんな海外の方向けに、歌舞伎座の筋書きの後ろの方には、英語で演目の解説が載っています。また、英語版イヤホンガイドが用意されていました。

しかし、歌舞伎座のイヤホンガイド英語版は、平成27年4月公演をもって終了となりました。かわりに登場したのが、「字幕ガイド」です。

「字幕ガイド」は、舞台を観ながら、手元のポータブルモニターで台詞や解説を読むことができる、というものです。モニターには遮光フィルターが入っているため、上演中でもまわりのお客様のご迷惑にならない、という優れものです。

「字幕ガイド」の利点は、海外の人向けというだけじゃない!

「字幕ガイド」は、英語で案内がされるだけではありません。実は、日本語でも、台詞や義太夫、長唄などの詞章が、台本のとおりにモニターに表示されるというものです。台詞をじっくり知りたい方や、初めて歌舞伎を観る方にも、イヤホンガイドと同様に、おすすめのアイテムとなっています。

画面は、観劇の妨げにならないように文字数が考えられ、リアルタイムに表示が進んでいくそうです。ですので、たとえばご年配の方にも、声と同時に台詞が流れることで、より一層わかりやすくなります。どんな年代の人も、さらに歌舞伎に親しみやすくなりますね。

なかには、英語の勉強のために「字幕ガイド」を借りる、という人もいるようです。「台本チャンネル」と「英語チャンネル」があるそうなので、確かに勉強になりそうです。しかし、観ているうちに、舞台に集中してしまいそうな気もしますね。

「字幕ガイド」の借り方

歌舞伎座で「字幕ガイド」を借りるには、1階の字幕ガイドカウンターで申込みが必要とのことです。使用料は、通常公演で一台1,000円(税込)、幕見専用で一台500円(税込)+保証金1,000円となっています。保証金は、機器の返却の際に返金されます。

日本在住の方は、申込用紙に、氏名と電話番号や座席番号を記入します。海外の方(英語版利用者)は、保証金の代わりに、IDカード(運転免許証やグリーンカード、パスポートなど)のお預かりをさせてもらうそうです。顔写真と名前がわかる物が必要ということですね。

ただし、日本在住の方と同伴の場合は、代わりに申込用紙の記入をすることで、貸し出してもらえるようです。もちろん、初めて利用する方には、操作方法も教えてもらえます。また、預けたIDカードは、1階字幕ガイドカウンターにて、機器返却の際に戻すシステムだそうです。

「字幕ガイド」レンタルの注意点

「字幕ガイド」には、いくつか注意点がありますので、心に留めておくと良いかもしれません。まず、利用中の「字幕ガイド」が破損した場合は、弁償金として60,000円(税込)が請求されてしまいます。席を立つときなど、取扱いには充分な注意が必要です。

また、万が一紛失されてしまった場合には、警察への届け出が必要になるそうです。幕間中の離席なども、必ず手元に持つことをおすすめします。ちなみに、イヤホンガイドも紛失してしまうと、保証金が戻ってこないだけでは済まないので、大切に扱いましょう。

各部ごとに、200台の「字幕ガイド」が用意されているそうです。より深く歌舞伎に親しめる便利なアイテムですので、一度借りてみるのも面白いかもしれません。

日本語のイヤホンガイド

通常の日本語のイヤホンガイドにつきましてはこちらの記事で解説しています。

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