歌舞伎観劇へ行くなら、お食事も普段とは一味違うセレクトをしたい、という人も多いようです。お弁当の持ち込みをされる方も多いですが、歌舞伎座の場内にもお食事処やお弁当の販売があります。たまには、特別な雰囲気を楽しんでみるのも、観劇の醍醐味かもしれません。
ここでは、歌舞伎座での食事や、予約方法についてご紹介したいと思います。
歌舞伎座の食事処は基本和食
歌舞伎座には、場内3階に「東京吉兆」と「花篭」、2階に「鳳」というお食事処があります。いずれも、観劇日2日前までの事前予約が必要です。1階桟敷席のお弁当は、チケット購入時に予約を入れておくという方も多いようです。
「東京吉兆」は、個室からカウンター席まで、全66席あるそうです。(個室利用は別途料金がかかります)お料理は、月替わりの「松花堂弁当」が6,500円で、昼夜公演共通の献立となっています。「鳳」は、「ごちそう膳」が4,000円ほどとなっており、「東京吉兆」とともに、電話予約での受付となります。
「花篭」は、2,100円~6,000円程の間のメニューがあります。空席がある場合に限り、メニューを限定して観劇日前日に追加予約を受け付けるそうです。さらに当日でも、空席があれば劇場内で受け付けてくれます。「花篭」は、インターネット予約も行えます。事前にネット決済もできるので便利ですね。
お弁当の予約もできます
やはり、「東京吉兆」や「鳳」などは、予算としてはちょっとお高め…という方へ、地下2階の店舗でも、お弁当の販売をしています。地下2階の「お弁当処 やぐら」では、950円位から様々な種類のお弁当が用意されてあり、幕間中に座席で食べることができます。
また事前予約を受けた「折詰弁当」を、30分以上の幕間中に、各階ロビーで受け取るという方法もあります。「折詰弁当」も、観劇日2日前の午後5時まで、電話とインターネットでの予約受付が可能で、クレジット決済もできます。
来る途中に、銀座でお弁当を買い求める方も多いです。また、観劇後に場外で食事される方は、幕間中に「歌舞伎座もなか」や「めでたい焼き」で、軽くお腹を満たしていらっしゃるようです。
1階桟敷席は、弁当をお届けしてくれる!
1階桟敷席では、事前にお弁当の予約をいれておけば、幕間に座席まで届けてくれるサービスがあります。こちらは、観劇日の2日前までに、電話か店頭での予約が必要です。お値段3,800円位の、桟敷席でしか味わえない特別メニューとなっているそうです。
桟敷席は、あらかじめお茶のサービスがついているので、テーブルでゆったりと寛いで、お食事を楽しむことができます。
ネット予約で、お得なメニューがある?
3階のお食事処「花篭」では、「早得メニュー」というものがあるようです。「早得メニュ-」は、決められたメニューの内から選択となり、300円程お得な金額で食べることができるそうです。こちらは、月替わりとのことで、予約の際に、歌舞伎座のホームページで確認してみると良いかもしれません。
ただし、「早得メニュー」の申し込みは、インターネットのみの受付となっています。チケット発売日から申し込むことができ、観劇日の10日前の午後5時に受付が締め切られます。
限定数に達してしまった場合や、食事処が満席の場合などは利用できないそうなので、注意が必要ではありますね。
幕間を有意義に過ごすために
お弁当を食べる幕間は、30分ほどあります。この間、チケットを見せて外出し、近所の食事処へ行くこともできますが、30分は意外とすぐに経ってしまいます。焦って食べて、次の幕が始まってから席に戻るのは、廻りの迷惑にもなりかねません。
次の幕(二幕目)を見ずに、三幕目から再入場する、という方も、中にはいらっしゃるようです。何を優先するかは、個人の楽しみ方によります。観劇を優先される方は、ぜひ次の幕に備える準備などで、時間を有意義に使うことをおすすめします。